慢性的人不足、超売手市場、女性登用の推進、シニア人材活用、海外人材採用、このようなワードは私が人材ビジネスをスタートさせた1999年頃から言われ始めました。つまり、日本は20年以上も前から人手不足であったわけです。

昨今、この30年以上、日本では給料が上がっていないとか、経済が停滞しているかのような言われ方をしています。日本以外の先進国に比べれば確かにそのような事実もあるでしょう。しかし、そういった国々では豊かな人たちがいる一方で、信じられないくらい貧しい人も沢山います。それは日本の比ではありません。メディアはそのような言い方はしませんが、日本は全国隅々まで経済発展が行き届いた世界でも稀な素晴らしい国なのです。

日本は少子高齢化が深刻という事は周知の事実ですが、本当に深刻なのはこれからです。

2030年までに人口が1000万人近く純減するともいわれています。子供を増やそうにも増えません。今こそ日本に夢を描く外国人の力をお借りする時です。外国人の力を日本の力にする時なのです。日本に遊びに来た人が日本に魅力を感じて、今度は日本で働きたいと言ってくれる人もいます。ありがたいことです。技術領域から非常に大きな引き合いがあります。2019年に創設された特定技能においては日本の労働現場を根底から変える力を秘めていると思います。

我々はこの大きな変革期をチャンスと捉え、日本に貢献いただける人材の創出に努める所存です。